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尖圭コンジローマの外科手術には凍結療法やレーザー治療法などがある

2020年05月17日

尖圭コンジローマの治療の方向性として外科手術が考えられます。外科手術は単純にイボを取り除いたり焼いたりする方法です。具体的には凍結療法や電気焼灼、レーザー治療、外科的切除の4種類があり、患者さんの状況によって選択する方法が異なってきます。外科手術に加えて薬を用いた内科的方法も併用されることがあります。複数の方法がありますので、1つの方法で効果が出なかったとしても別の方法を採用することも可能になります。

尖圭コンジローマに限らずあらゆるイボを取る時に用いられるのが凍結療法と言われる方法です。凍結療法とは約マイナス190度の液体窒素をイボもしくはその周辺に凍らせながら取り除くということです。この方法のメリットは広範囲に広がっている時に使用することができる点と、イボが再発したり、残存したとしても繰り返し使用できる点が挙げられます。デメリットは施術の痛みはほとんどないですが、終わった後は痛みが数日間残る可能性があるところです。

尖圭コンジローマのイボを焼き切ることを主眼に置いた方法として電気焼灼法があります。この方法では高周波電流のメスを用いてイボを焼灼します。ただ焼灼するのではなく、事前に局所麻酔が必要になりますので、その負担が若干あるということです。局所麻酔をかけますので手術中は痛みを感じるということは少ないでしょう。治療効果が高くイボがすぐに消えますが、広範囲に焼灼しますので手術痕は残りやすくなります。

電気焼灼法と似たような感じで手術を行う方法がレーザー治療です。炭酸ガスレーザーを用いて患部を蒸散していくわけですが、電気焼灼法で用いる電気メスに比べると深度がそれほどでもなく、患者さんの負担は少ないです。ただ、同じように局所麻酔をかける必要がありますので、その点で若干の負担があります。実際レーザー治療がメインになるというのは少なく、電気焼灼法や外科的切除である程度イボを取り除いた後の再発予防という意味合いで用いられることがとても多いです。

外科的切除とはリング鉗子という器具を用いてイボを取り除くという方法で、治療効果が真っ先に出やすい方法に該当します。手術する前にイボの根元に局所麻酔をかけて、深層も含めてイボを取り除きます。取り除いた後は電気メスを用いて周辺を焼灼することで再発するリスクを低めることが可能です。他の方法に比べると出血するリスクがありますので、きちんと止血した上で行わないといけません。